カン喜の上坂です。昨年から始めた、弊社Gr内HP社員強制寄稿もこれより三巡目です。
今回のテーマは”熱い株主総会”です。当社の会計年度末は3月末日であります。
5月末の税務申告を経て、会社法に則り剰余金の配当、役員選任等の議決を行うべく、
6月末に株主総会を行う訳です。今回で私が会社の経営を承継させて頂いてから、4回目となります。
お陰様で今年もお化粧(すいません。こういう表現はいけません。金融機関、行政の方々、ここだけの話として下さい)せずとも、何とか黒くおさめる事が出来ました。偏に常日頃、弊社の為に非常に親身になって、
サポートを頂いている、顧客、仕入先、取引金融機関…
おっと、この方々を忘れてはいけない!時に寝食を削ってまで、仕事に取り組んくれた従業員に対して
厚く御礼申し上げます。
(嫁さんに対しても、これだけハッキリとお礼の言葉を伝えることが出来るよう
にならなければなりません。来年は結婚20周年ですので、婚姻生活の維持につき、
許可を頂けるならば、茶化すことなく、お伝えする事が出来るよう、今から鏡の
前で練習していこうと思います)
弊社株主の多くは、従業員(多くは正育者;弊社では障害等ハンディキャップ
を持った方々をこう呼んでおります)とその御両親達です。
”黒字”とは言え、利益額で見れば、とても、株主の皆様を十分に満足させるものではありません。
現代日本の経営の神様と言われる、稲森翁がよく仰られる”売上高税引き後利益率10%未満は経営とは言わない”とか、”ROE(自己資本利益率)15%未満は社長クビ”というような米国企業社会では、
俺は何回クビになるのだろうか?と思ったりします。
そして、こんな私に会社の事業を4年も委託して下さった株主の方々に申し訳ない気持ちになります。
しかしながら(これに安住してはいけないのですが)、弊社では他の会社によく見られるような、
財務諸表に関する意見は殆ど出てきません。
確かに配当の”は”の字くらいは議題に出てきますが、利益、配当等は二の次です。
それよりも、我が子の終の生活をはどうなる?引退しても生活できるのか?
誰が生活をサポートしてくれるのだ…という株主(両親)の魂の叫びが会を支配します。
例年、株主総会は結構ガチンコになっちゃいます。最近は”シャンシャンシャン”では終わりません。
総会を終え、その後の懇親会まで、”叫びは”は続きます。
”子を遺して逝く訳にはいかない”言葉に出さずとも、年を経るにつれて、彼等の我が子を想う、
切実な気持ちが”鳩尾(みぞおち:こんな字を書くんですよね)にズンときます
自分自身をその立場に置き換えれば、どんな気持ちになるのか?これは想像絶し難いものです。
また、その叫びに対して出来る限り、100%応えようとする、弊社スタッフ連と
両親達の遣り取りを傍目にすると、ガラにもなく、我が使命感に燃えている自分が居たりします。
これと言って、人生の目標、座標軸等を持たず生きてきた自分にとって、人生後半戦を過ぎてから、
”己の自己実現とはこの使命を全うするなり”、この事か!
とようやく気付いたようです。人より物覚えが悪い分、織田信長が死んだ年まで
掛かりました。
弊社Gr株主総会と父母の会は6/27(土)13:00~会社近くの”道の駅ソレーネの
研修スペースをお借りして行います。
このページをご覧頂いた方々、みなさんお誘い合わせの上、ご参加…すいませ
ん。場所わかんないですよね。それに、これ株主総会ですから。
㈱カン喜 上坂 陽太郎