皆さん、こんにちは。
今回は「品質管理」の仕事について触れてみたいと思います。
まず、「品質管理」がなぜ必要とされるのか?
それは、製品を食される方に安全で安心して食べてもらえる製品を提供する為、又、安全な製品を提供しなければ会社が潰れてしまう可能性がある為です。
では、「品質管理」の仕事とは?具体的にはどのような仕事なのか、読んで字のごとく、「品質」を「管理」する仕事です。
「品質」とは、品物等に関し顧客からの要求事項や、ニーズに合っているかを決める特性です。
では、この「品質」を管理する為には、どのような事をしなくてはいけないかと言いますと、買手 (顧客) の要求するニーズにあった製品を生産し提供するために,設計,生産,販売のすべての段階で検査・評価,および必要に応じた修正・改善を行い、品質の異常を発見し,これを品質の許容誤差範囲内に継続的に収めていくように,種々の修正や調整,改善等を行い、顧客の望む品質の製品をいかに合理的・経済的に生産するかを考え、製造過程に反映、製造現場と顧客の橋渡しとなり、工場で生産される製品の品質を管理し、品質の向上や品質管理のための全体システムの整備、設計への指示などを担います。
内容的には工場内での「管理」(皆さんの手元に製品が届く前)がほとんどとなります。
(一部、苦情対処等もありますが)
具体的には、
・従業員の管理
・工場内の温度管理等
・作業ルールの徹底及び教育、指導
・問題点の抽出、原因究明
・検査結果の分析、対策立案
・改善策の構築、実施、検証
・取引先、消費者からの苦情対応等を行っております。
従業員の管理までやるの?と思われるかもしれませんが、「品質管理」する上で従業員の理も重要になってきます、食品の安全性を確保する為には全従業員の協力が大切です。
その為に、従業員の健康管理を始め、家庭・仕事で不安要素が無いか等の意思疎通を行い体調・生活の乱れを無くす手助けをすることも大切です。
製造現場からすると実際に製品を製造する仕事ではなく(従業員が怪我をしないか、各工程の温度管理は適当か、機械はどうか、など、工場全体に目を光らせ、当日の生産量を確認し生産の進行状態、安全・安心の製品が予定に従い、問題なく出来上がっているか等の工程の確認)裏方的な存在ですが、現場と連携しながら改善を実施し、結果として顧客から良い評価を得られることができればやりがいにつながります。顧客からのクレームの処理は大変ですが、その厳しさを受け止めることで品質の向上につながることもあります。しかしながらまだまだ人材、設備、資金面等々、問題(課題)は多いです。大きな事故でも起これば、会社は存続しなくなります。生じる問題を一つ一つ、取り上げ解決し、消費者が安心して購入できる製品を製造する業務に携わっているということで従業員がプライドを持ち、よりよい製品を毎日作ることが消費者に対する心遣いでもあり、自分の働く誇りでもあると考えると同時に食品事故を起こさないことは、自分の職場の安定と発展にもつながっていくと思われます。今後も従業員一同、高いプロ意識を持って品質向上に取り組んで参ります。
今後とも宜しくお願い致します。
㈱カン喜 廣瀬