食品業界の動向

皆さん、こんにちは。

今回は、近年の『食品業界における動向』についてお話ししたいと思います。

食品業界は2020年を境に、大きな転換期を迎えようとしています。

2020年以降、食品業界に係わる出来事。

① 食品表示法完全実施(2020年4月)

② HACCP実施予定(2020年)

③ 改正原料原産地表示完全実施(2022年4月)

 

①については2015年4月に食品表示法が施行され、2020年3月まで猶予期間とされている。

②については2018年度中に食品衛生法の改正案が提出予定とされており、改正案内容は2020年

東京オリンピック・パラリンピックを控え「全ての食品関連事業者にHACCPの導入を義務付ける」ことも含まれ、

世界中に日本の食の安全・安心をアピールするのが狙いです。

③については2017年9月に改正原料原産地制度が施行され2022年4月まで猶予期間とされている。

その為、2018年、2019年は食品表示法対応とHACCP導入に向けた取り組みが必須となります。

 

食品業界は「食」を取り扱っている業界ということもあり業界そのものの規模が大幅に落ち込む可能性は、

きわめて低いと考えられます。

しかし、長期的に見れば、国内の少子化や人口減少によって、日本における食事数や食品の消費量自体が減少していく為、

市場規模は緩やかに縮小していくと考えられます。

このままでは、食品業界が成長していくことは、難しいでしょう。

食品業界が更なる成長を遂げていく為の鍵となるのが、海外進出です。

国内の市場が減少していく分、海外市場でそれを補っていく必要があります。

食品業界の今後は、海外進出や海外事業が成功するかどうかによって、大きく左右されることになるでしょう。

 

弊社においては、数年前より海外進出をいたしております。

進出の際にはメイドインジャパンの優位性は感じていますが、他業者との差別化を図る為にも、

上記①②③における対応はもちろんの事、現在認証取得をしていますISO22000:2005の継続更新、

更なる認証取得を視野に入れ活動していく事が重要になると感じています。

 

品質保証部 廣瀬