平成最後の年末御挨拶

お世話になっております。(株)カン喜・NPO法人周南障がい者・高齢者支援センターの上坂です。
日頃、カン喜グループに絶大なる支援をくださっておられる皆様へ年末の御挨拶をさせていただきます。

気付けば、一年という期間は非常に短いものですね。
つい先だって、2018年始の挨拶、抱負を皆さんに披瀝させて頂いたのも束の間。
当に毎年“ドッグイヤー”的な時間を光速に感じる中高年となったんでしょうね。
少しばかり寂寞感がありますね。
毎年、あっという間に通りすぎる一年を振り返れば、逆にこの間によくもこれだけ多くの出来事があったのか?と俄かには信じられません。
意外と中身の濃い、充実した一年、短いと感じながらも様々な事が凝縮された一年であったと思います。
しかし、これは毎年の振り返りにいつも感じることなのですが。
語ればビジネスライクな話ばかりになってしまいます。
堅物な趣味ない器の小さな人間と思われることを承知でこの一年の“特筆事項”につき二点申し述べたく。

1.【地域商社】
山口県のサポート支援を受け、山口県産品(食品関係)の香港への輸出窓口、拡販サポート企業として微力ではありますが、県内企業様数社のフォローアップをさせていただいております。
その為に現地小売業運営企業に出資、リテールショップのみならず、貿易業務も出来る企業を立ち上げました。生意気にも、少々投資をさせて頂きました…
 県内企業の輸出実績は未だありませんが、ベトナムハノイに支店(ローカル嘱託社員の自宅の一部を間借りしているだけですが)を登記、安定的な売り上げが見込める顧客の獲得に向けマーケティング活動を行っております。
現地ナム君の頑張りを期待しております。
2019年はきっと大ホームランを放ってくれると信じております。

2.【人】
スタッフ人員の入れ替わりが複数回ありました。
その中には長年苦楽を供にした方も居れば、入社数年で職場を離れた方も居られます。
彼等が在社していた時はお互い陰に陽に不満、ストレスを溜めた時期もありましたが、彼等が巣立った?後、都度業務の折に触れ、彼等の実績、遺した(皆存命ですが)財産の重さ感じるんですね。
やはり、人は“資産”なんですよね。皆貴重な戦力、戦友でした。
逆に彼等の新天地でのキャリアアップ実現に当社での経験、私との出会いが活かされれば望外の喜びです。

 最後に。昨日の事でありますが、定期的に行っておりますカン喜工場敷地内での冷凍食品直売セールを今年初めて12月末に行いました。
一年の内で師走は最繁忙期ですが、それも実際は12月24日クリスマスイブ前までです。
それ以降は比較的余裕があるので、内心微妙な感情をお持ちであろう従業員の方々にお願いして、27日の寒空の下、平成最後の年末セール実施したわけです。
 写真をご覧ください。真冬を吹き飛ばすようなこの熱気!写真から伝わりましたでしょうか?

広告チラシは会社周辺地域のみでしたが、SNS等の告知効果もあり、県外から来られるお客様もいらっしゃいます。
セール開始10:00~にも関わらず、8:00前に来られる方もいらっしゃいます。
毎回イベントを愉しみにしておられる固定客の方もいらっしゃいます。有り難いですね。

一企業市民として認知して頂き、皆様に支えられているのだとひしひしと感じる瞬間ですね。

平成29年度山口県内の高齢化率は33.4%(全国27.7%)と全国第四位。
百歳以上の方は約1200名程度いらっしゃいます。
長寿は素晴らしいことですが、高齢化、過疎化と共に地域の活力が失われつつあることも否めません。
地方の一中小企業である我々の責務はより品質の良い安全な製品をリーズナブルな価格で市場に供給し続けることであります。
そのためには安定的な収益を上げ、それを雇用、投資に充当していかねばなりません。
それが地域社会、経済の活性化に繋がっていくのです。
その実現に一歩でも近づくよう、2019年、眦を決して眼前のタスクに取り組んで参ります。
来年も倍旧のお引き立てを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

上坂 陽太郎