新年明けて、早くも一か月が過ぎてしまいました。
特に今年は、例年に比べてそのスピードに驚かされます。
と、いうのも、表題に有るように小職の担当するラインに一月より新たな機械が導入され、その調整・運転管理にてんてこ舞いであったからです。
それぞれの製品の細かい設定や、それらの微調整、修正にと目まぐるしく日々が過ぎ、気付けばもう2月になってしまっている、という気持ちです。
さて、この新たに設置された機械、その名も、「横型ピロー包装機」。
名前だけでは、どんな機械かは分からないですね。
画像と併せて解説していきましょう。
これが、件のピロー包装機の全景になります。左手よりフライが流れてきて、機械の中を通過していく間に袋詰めされてしまうという恐るべきメカニズム。
投入口よりコンベアに乗って、進んでいくフライの群れ。
フライの上の串刺しになっているフィルムのロール。これが流れていくフライを包み込み、袋に変身するのだ。
コンベアに乗せられたフライがフィルムにIN!
フィルムに包まれたフライ。下部の茶色い部品の辺りで筒状に包まれています。
青いひだひだは送り出しの部品です。無駄に目立つ色ですが、フライを押えて右手側に流します。
画像上部のスポンジ部分の間にカッターがついており、筒状のフィルムをカットして袋へ仕上げていきます。
出来上がったフライです。パン粉の色が違う? 気のせいでは?
出来上がりの写真を撮る前に作業が終わってしまっていたので、別の製品のものです。
指で摘んでいる部分がフィルムの耳。
スナック菓子などの裏面みたいな感じですね。
といった具合に、コンベアで流れる製品が自動で袋詰めされていくという、なんとも便利な機械であります。
今までの作業では、人の手で1パックずつ袋に入れて封をしていましたが、この機械の導入によりそれに従事していた人員が3名ほど浮かせることができます。
また、袋詰め作業のスピード、処理数量ともに優れています。これまで上記の人数で分間30パック程度が限界だったのが、ピロー包装機ならば分間45パックをも捌き切れるのです。
この浮いた人員を活用して、包装機の余力を余すことなく振るうべく製造数量の増加を実現せねばなりません。
まだまだ機構のわからない箇所もあるものの、しっかりこのピロー包装機を使いこなし、より良い製品、増産を目指し、皆様のより身近に弊社の製品がお届けできるように頑張っていきます。
製造部 森崎でした。