3月18日~3月20日に掛け、技能実習生選抜(面談)の為、フィリピンに行ってきました。
技能実習生といっても、普段なじみの無い方にとっては「?」と思う方も多いと思いますので、まず外国人技能実習制度について軽く説明しておきます。
現在の日本では、人口減少による人手不足が深刻化し、業界によっては日本人で働く人が見つからないというようなところも出てくるようになりました。
しかし、現在の日本の入国基準では、単純労働を行うための在留資格は存在しません。
いくら人手が足りないからと言って、ちょっとした仕事を手伝ってもらうために外国人を連れてくるというのは、現行の入国管理法では違法となります。
又、ここ数年は外国から見ても日本は身近な国になってきているため、日本で働きたいと考えている外国人、時に中国、東南アジアの国々の人が増えています。
このような時代状況から人手不足と日本人の人口減少をカバーするように成立したのが、外国人技能実習制度となります。
外国人技能実習制度の目的としては2年から3年の期限付きで日本の職場で経験を積み、母国へ帰国して母国で習得した技能で働きその国の発展に寄与、日本の技術力を世界に発信するという、国際貢献が目的です。
「外国人の技能実習の適正な実施および技能実習生の保護に関する法律(技能実習法)」が2017年11月に施行されております。
期間は最長で5年間で、技能実習計画に基づいて確実に実施されなければなりません。
さて、本題の技能実習性選抜(面談)についてですが今回は今年の秋頃(10月~11月)から雇用開始予定の技能実習生の選抜(面談)に行ってきました。
数名面談を行いましたが皆さん日本(新興国)の企業で働くことに高い関心があるようでした(賃金はもちろんですが、高い技術(スキル)を習得したい)。
弊社に於きましては技能実習生の受け入れを数十年前から開始し現在に至ります。
技能実習生の受け入れに関しましては技能実習生の皆さんが来日して弊社で働き、技術を磨く事で、
日本の製品の品質管理や、製品がどのように生まれているのかを実体験として学び、祖国においても習得した技術等を生かすことにより技能実習生と母国にとって少しでも有益になる手助けが出来ればと思います。
受入可能人数や期間につきましては様々な制約等がありますが、今後についても技能実習生の受け入れに関しましては積極的に活動をしていきたいと思います。
品質保証部 廣瀬
【GREEN BELT】 【AYALA MUSEUM】