はも・いっとこう

(株)カン喜・NPO法人周南障がい者・高齢者支援センターの上坂です。

 

ご愛顧を頂いている皆さん、三ヶ月ぶりです。毎年1月初(年始挨拶)、3月末(年度末挨拶)、4月初(年度初め挨拶)、7月初は私が寄稿致します。エラそうな事を言わせてもらえば、基本何某かの節目には、私がブログさせて頂いておるのです。弊Grは毎年6月最終週の週末に株主総会・NPO総会を実施することが慣例となっておりますゆえ、その翌週は株主他我がグループオーナーの方々に事業報告・計画のご承認後のわけですから、非常に重要な節目なのです。

ただ、毎回この7月にコメントしている内容はその総会に関わるモノが多く、“決算数値”、“株主からの手厳しいご指摘、”NPO社員のご親族からの切実な願い(ご存知の事と思いますが、弊社は全従業員の過半が知的、精神など何らかの障害をお持ちです)“…つまり、ネタ切れ感があるわけですね。当然、これらはカン喜グループの円滑な事業運営には欠かすことの出来ない情報なのですが、あんまりここに焦点置きすぎてしまうと、毎年7月初のみのコメントなので、わからんだろうと思い、”コピペしとんのとちがうか?“と思われそうなので、今回はネタをチェンジしてみようと思います。“製品開発”です。これも堅苦しくならないように。

一昨年、昨年は“グルテンフリー・デイリーフリーグラタン”を欧米日先進国約1000万人居ると言われる小麦アレルギーマーケットに挑もうとした処、その斬新すぎるコンセプトに世の中がついてこれず、当社の地元・山口県周南市のふるさと納税返礼品という栄誉を得たにもかかわらず、そのイメージする品質と価格が実態と乖離コケてしまいました。

しかし、“地領は倒るるところに草をも掴む”で、その思想は今期の新製品(実際マイナーチェンジ品)“殻付かきグラタン豆乳仕立ソース”に引き継がれ、こちらはシーズンを前に大型商談が続々決まり始めております。

もう牡蠣(広島)ではなく、他の素材で、それも未だ需要が少ないものを主原料とした加工品開発をしたい。長年そう想い続け、ふと足下を見れば、山口県では全国トップレベルの漁獲量を誇る“鱧(さかなへんにゆたか。凄いネームです)”を主題とした加工品開発(それも斬新な)に想いは至りました。地産地消にもなりますし、加えて供給が他の水産品に比べて、 安定しているのも利点です。中国人の爆買いに晒されるのも未だ先の話じゃないかな?

鱧は交通網が発達しておらず、保冷手段が乏しかった時代でも、生きたまま兵庫から京都や大阪に届けられるほどの生命力が強い魚です。これが略、夏場のみ、それも祇園祭りで賑わう京都以東では見向きもされず。もったいないじゃないですか!これをメジャー舞台に立たせるべく、消費者が陶酔するような加工品にしたい。そんな“南蛮漬け”、“フライ”ではだめなのです(実は、過去チャレンジした事はあるのですが、直ぐコケました。今日はこのフレーズ多いです)。

関東ではあまり食べられていないその理由の一つ小骨の多さであろうとの事。関西では、その生命力の強さから珍重され、需要があるので骨切りのできる職人が多い。そんなことから好まれたのではないかという説もあります。今は自動骨きり機もあり、鱧の需要に対する障壁は低くなってきております。

とにかく、今度こそ、鱧ビジネスで成功し懐を豊かにしないといけません。“鱧の缶詰”でも造ろうかな?補助金頂いて。

 

https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/koho/portal/tokushu/gourmet/hamo.html