お世話になっております。(株)カン喜・NPO法人周南障がい者・高齢者支援センターの上坂です。
今般、巷では“ニューノーマル(新常態)”という言葉を耳にすることが多くなってきました。これは世界共通語にもなっているようですね。
つまりコロナ後の生活様式はコロナ前と色々な処で一変するということなのでしょう。実際、何時コロナ後に至るか見えないので、そのため、今をどう生
きるのか?気づけば“ウィズコロナ(コロナと共生)”というライフスタイルが生まれつつあります。この生活様式を成り立たせるのに不可欠なツールがマスクとソーシャルディスタンシングのようです。感染症対策での要諦は“三密”を避ける、防ぐことなのでこれらは有効なのでしょう。
ニューノーマルではこれらは日常の一部として溶け込んでいく行くわけです。ですから、マスクをつけたまま座席を一つ空け、並んで座してのビジネスプレゼンテーション、マスクをつけたまま床に描かれた⇒マークの上に立ってレジを待つスーパーでの買い物、マスクをつけたまま二名以下でのランニング、マスクをつけたままステージで数オクターブ落して歌うカラオケ、マスクをつけたまま公衆浴場でのサウナ、マスクをつけたまま…。
つまり、寝ているとき以外はマスクをし、他人とは2.0mの距離を取り続けることですな。個人的には夜の街で酒飲んで、いい気になって、勢いマスクを外して大声で歌う、笑う、喋る人に近づかなければ、感染リスクは少ないと思うのですが。
さてマスクはさておき、ウィズコロナ下でのソーシャルディスタンシングは社会経済活動の緩和と制約の狭間にあるようなものだと思います。その振り子がより緩和に振れれば、患者が増えます。つまり、死者が増えます。制約により振れれば、経済へのダメージが大きくなります。失業率が0.1%増えれば、自殺者が数百人増えるとか。これも死者が増えてしまいますね。
また、“制約”は他人とのコミュニケーションを避けようとする動きを加速させます。他人との接触を異常なまでに回避しようとする人も出てくるでしょう。“おっさん、マスクしないで、近づいてくんな!シッ、シッ!”というはしたないセリフを心の中に閉じ込めるのではなく外部に解放してしまう事にもなりかねません。これは社会不安を惹起させるリスクもあります。
“東京への(からの)移動は自粛してください”、“他府県への移動はお控えください”…実際、コロナウィルスによる国際間の移動はシャットダウンされましたが、日本国内でも同じことが起きようとしております。セカンドパンデミック下でも露骨に東京、及び関東圏からの移動を拒否する自治体もあります。
ウィルスを運ぶ人に比べれば、モノの移動はさほどではないと思っておりましたが、国家間での輸出規制も厳しいものがあります。今朝の日経新聞によれば、マスク、防護服、医療器具、消毒液等は50~70国が、食品に関しては20国近くが国外に出さない、つまり、鎖国みたいな状態です。ニューノー
マルに必要不可欠なマスクは言うに及ばず、食料自給率40%の日本にこの規制が世界的な第二第三のパンデミックにより厳しくなればどうなるのでしょう。そして、この動きが相似形として日本国内都道府県間にもたらされたらどうなるのか?自治体間での“ブロック経済”が生まれてしまうのでしょうか?その時ほど農産品から加工食品の製造、保管…食のインフラとしてカン喜Grの地域社会への貢献が求められる時はないでしょう。話が大きすぎましたか。
去る6月30日にカン喜定時株主総会、NPO法人周南障害者・高齢者支援センター父母の会総会は粛々と行われました。コロナウィルス禍、参加者ゼロ。すべて委任状決議でした。この時期だからこそ、株主、父母の方とは直にお会いしてGr事業の現況、今後の計画等のお話を沢山したかったのですが…
ご高齢の方も多く、“ZOOMで総会”というわけにはいきませんでした。残念です。Gr関係者の皆さんとは物理的にディスタンスがあっても、お互い心は密にしていたいものです。