カン喜グループを支えて頂いている、多くのサポーターのみなさん!
こんにちは。カン喜代表取締役の上坂です。
早いもので、弊社の2015事業年度もいよいよ最終月となります。
毎年3月は花粉アレルギーの酷い月でもあり、
くしゃみによる鼻水と唾きをパソコンの画面へ大量に塗布しつつ、
今年の振り返りと皆様へ今年一年の御礼をさせて頂きたいと思います。
お陰様で本年度も黒字で着地見通しですが、後半失速型と申しましょうか?
右肩下り型という表現の方が適切でしょうか?見通しでは、昨年度比5倍増の利益
…こう言えば、メチャクチャ儲かってますなあ。税金対策大丈夫ですかあ~
となる訳ですが、何の事は無く、5倍と言っても極めて少額です。
何故ならば、昨年度最終利益が極少、ゼロ付近であったからです(笑)
それでも、前年度は諸事情(こんな事は常日頃ある訳ですが)により、
スタートダッシュで躓き、夏頃には再起が危ぶまれるような赤字に陥入りました。
しかしながら、後半は怒涛の追い上げで、黒字化、右肩上がりのイケイケ状態で
ゴールを駆け抜けた訳です。勢いがありましたね~。
過年(いつかは忘れましたが)の夏の高校野球選手権大会でベスト8に入った岩国高校の様な神憑り的なものがありました。
勢いは直ぐに途切れるものではありません。そのまま今年度に突入、
昨年の11月頃までエエ感じで来た訳ですが、最需要期12月を迎えて、”おかしい…”となった訳です。
“売れない”のです。取引先関係の流通在庫がダブつき始めました。
未曾有の牡蠣原料相場高(つまり、製品大幅値上へ反映)と暖冬により、
メーカー各社カキフライの予算が大幅未達となりそうなのです。
今、巷で起こっている事は、今期の高い原料在庫を来期へ少しでも持ち越さないよう、
評価損出しのダンピング戦争です。
日本の消費者の皆さんには、とっても、小さな市場のたいへん、小さな出来事ですが、
弊社にとっては、未だ経験した事のないChaosカオス!ですよ。
とにかく、今年は原料が高かった。
弊社売上の50%程度はOEM(まあ、謂わゆる下請け)なので、市場の動きが会社に届くのが元請け業者より、
少し遅れます。ラグがある訳です。
そういう訳で、今期は右肩下り基調で締め括る事になるのでしょうね。
今は前半得た利益を如何に次年度をクリアしていく事に投資していくかに腐心しております。
何か、やや、短期決算通信的匂いのするコメントとなってしまいした。
申し訳ございません。粉飾はございませんから。
だからと言って、お先真っ暗な訳ではありません。次年度に向け明るい話題もあります。
今期後半より、フライの内食文化を浸透させるべく、外食率の高いアジア各国へ販促を行っており、
徐々に成果が出てきたかな?という感じです。
しかし、未だ全売上の数パーセントですから、たかが知れてます。早期に20%到達、工場稼働を高めなけれならないと考えます。
人材後進の育成も急務です。未だ引退しません。誤解無きよう。
しかし、これはその時になってからでは遅いので、人生半世紀を迎える今年から徐々に取り組んでいきたいですね。
勿論!女性の活用(上から目線的な表現ですね。活用なんて…)、もとい、活躍の場を創り出したいと考えてます。
これは世界的な潮流です。
今年は二人の女性が経済大国のリーダーになるかもしれませんね。
個人的にはトランプタワーがどうなるか見たいという気持ちはありますが、
会社的には、何やら不吉な感じがしますから、ヒラリーさん、お願いします。
今年度一年間ありがとうございました。2016年度も倍旧のご支援ご指導を賜わりますようお願い申し上げます。
㈱カン喜 上坂 陽太郎