今期も後半戦を迎え、いよいよ牡蠣のシーズンが始まりました。
今年6月の株主総会で、製造開発部と共にご紹介させていただきました新製品が、
ついに日本各地で本格デビューを飾っております。皆様のお近くのスーパーで弊社製品を
見かけた際には、ぜひ味を確かめてみて下さい。
さて、上半期国内販売につきましては、昨年度からの牡蠣価格の高止まりの影響の余波でカキフライの市場流通量に対し、各社在庫過多の状況が見受けられました。夏以降には新規も含めて順調に引き合いも増え、現在は牡蠣フライ製造の新規受付が難しいほど製造状況が好転してきております。グラタン類は繁忙期需要賄うための稼働を今春より行い、冬季需要に満額回答できるよう準備を進めてまいりました。
また、新商品関連としましては、株式会社シマヤ様とのコラボ商品、「牡蠣の長州漬」が地元のソレーネ周南で先行販売開始。それに合わせて味付け牡蠣シリーズとして「牡蠣の燻製風味」「牡蠣の甘露煮」の100gタイプを発売しました。袋から取り出し、冷凍状態でアルミトレーのままオーブントースターで少し焦げ目がつくくらい焼き色を付けると、香ばしい香りが出てきて食欲をそそります。
長州漬、燻製風味、甘露煮はボイル牡蠣を使用しておりますので、安心してお召し上がりいただけます。
※長州みそは、「株式会社シマヤ」様の麦みそを使用しております。
海外販売は、今期は総売上高の10%超を目標に掲げ、営業活動を行っております。数年をかけた地道な活動が実を結び、既に上半期で昨年度の年間海外売り上げ金額を超えております。地域としては、香港、台湾が主な売り先で、他のアジア圏は安定的、継続的な取引が続いております。更に販売網を広げるべく営業活動を継続してまいります。
主な製品は牡蠣IQF,牡蠣フライ、殻付き牡蠣グラタン、殻付き帆立グラタン、カニ甲羅グラタンなどを各国へ輸出しております。
特に牡蠣フライは、近年各国から引き合いが増えており、個人的には「世界はまだ、牡蠣フライを知らない!」をキャッチコピーに、商談出来る外国は沢山ありチャンスありと見ています。
今年9月には「中国向け水産品施設登録」が完了し、いよいよ中国本土への牡蠣フライ、牡蠣IQFを輸出ができる体制が整いました。後期に動きがありましたらご報告が出来ると思います。
※写真は、今年4月香港へ輸出の冷凍牡蠣のコンテナ積載時の画像です。
2017年度後期に向けては、納期がタイトになってくる時期ですが、普段出来ている当たり前が、
多忙な時期でもいつも通り出来るよう、事前準備、確認を徹底するよう従業員一同再度確認をしてまいります。
また、新商品も続々と登場の予定となっておりますので、来年の展示会にはその多くを出品出来る予定です。
営業部 荒木 純哉