早いもので二月も瞬く間に過ぎさり、弥生三月の顔が間近となりました。
日に日に気温も暖かくなり、寒色に支配された風景にふっと目を止めれば、街路の木々の蕾が緩やかに綻び、春の訪れをささやかに、ですが確かな色彩で感じさせてくれています。
ですが、その春を告げる自然の営みも、なんとも業の深い人類には喜ばしいことばかりではありません。
タイトルにあります通り、にっくき花粉症の季節が今年もやって来やがりましたのです。
二月に入ったあたりから、天気予報などでも徐々に花粉情報が枠を取り始め、いよいよ忌々しい季節がやってくるのか、などと思っていたものの、
なぜか今年は症状がなく、三月を迎えられると考えておりました。
今年は暖冬だったのが幸いしたのか、はたまた謎の耐性が生えてきたのか。喉元過ぎればなんとやら、花粉予報をのほほんと眺めて日々が過ぎていたのですが、今週の頭あたりに目がやたらと痒みだし、鼻の通りも詰まりだす始末。
やっぱり駄目でしたね。
これは困ったと、ドラッグストアに向かったら、まぁ大変。
新型コロナの影響でマスク不足はわかっていましたが、何の波及かトイレットペーパーに、ティッシュペーパー、果てはキッチンペーパーまでもが陳列棚の底が見えるほど、残っている商品は多くて両の手の指で足りる程度に捌けている状態。
一歩遅ければ、鼻水垂れ流して生活しなければいけない、危ないところでした。
花粉症は時期が来れば治まることですが、新型コロナの状況はまったく先の見えないもの。
新型コロナそのものの影響ももちろん、こうした虚実混じった二次的影響を見極め、混乱に踊らされないようにしたいものです。
新型コロナは現状では治療法も、具体的な症状の経過などわからないことだらけで、対処療法や個人個人の免疫に拠らねばなりませんので、皆様も体調管理努々怠りなきよう。
製造部 森崎